今を生きる~猫と共に

感謝を込めて、このブログを亡きクロに捧げます

カテゴリ: 保護活動・TNR・動物愛護

わが目を疑った!

9月12日夕方のことだった。
また茶白ちゃんが現れたのだった。
階段踊り場の小窓からビビとトトが外の何かに目を凝らしていた。

お隣の屋根の庇に茶白ちゃんがいた!
網戸越しなので不鮮明ですが……
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翌日の午後3時頃…
飼い主のお嬢さんが我が家の庭にいるのを発見、お母さんと共にいらっしゃった。

事実はもっと面倒なのだが割愛…
お嬢さんが呼びかけたら逃げた!
前回のことがあるので、茶白ちゃんが落ち着くまで待つようになだめた。

そして今日の夕方6時頃…
茶白ちゃんがいたのでご飯をあげ、玄関に入れた。
強い風が吹いていてお天気の急変も心配だった。

飼い主さんのスマホに連絡して来てもらった。
落ち着いて静かに保護するよう進言して、私は外で待った。
狭い玄関に二人で入って、茶白ちゃんを興奮させないように‥‥‥

今回は無事捕獲できた。
飼い主さんもホッとしたようで、迷惑をかけてすみませんと何度も言う。
茶白ちゃんの為に買ったフード(食の細い子用)とちゅ~るを持たせた。

何げなく事情を聴いて分かったこと。
若く見えた茶白ちゃんは7歳‥‥‥
その後、また猫を迎えた(まだ1歳)
その子は体格が良くてよくマーキングをする。
一番上のお嬢さんとは小さな頃から一緒に寝ている等々…

どうも、同居猫との関係が悪くて家出するようだ。
飼い主さんも同じように思っている節がある。
とにかく先住猫の茶白ちゃんを一番に可愛がること。
他にも何かとアドバイスした。

これを書いている間、PCデスクの棚で待っているグリ。
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飼い主さんの茶白ちゃんに対する思いは痛いほど伝わって来た。

だが茶白ちゃんは飼い主さんの家には帰りたくないようだ。
そこをどうクリアするかは難しいが頑張って欲しい。

何かあったら相談してねと言っておいた。




この前の記事の続きになるが、多少なりとも期待できるところもある。
そう思ったのは茶白ちゃんの飼い主がサビちゃんとキジ白君を知っていたことだ。

彼らにご飯を出しているかどうかは聞きそびれたが、
サクラ猫のことも知っていたし、
この辺でそういう活動をしている人がいることも認識している。
外で生きる野良たちに目が向く人が増えれば彼らは生きやすくなる。

飼い主の適性をうんぬんするのも必要だけど、
茶白ちゃんの為にも少し親交を深めようかと思う。

昔のことを思い出していた。
ある所でボランティアをしていた時のことだ。
猫の飼い方が適切でない!猫が可愛そうだと言うので、猫を保護したことがあった。
担当者は保護が最善としたようだが、
保護された猫に会いに来た老夫婦は貧しそうだったが猫に対して優しかったし、
猫も老夫婦を慕う様子に溢れていた。

猫を多少知ってくると、つい自分の価値観に当てはめようとするが
多少、問題ありの飼い方をしていても、猫がそれを良しとして飼い主を慕うのであれば、
窮屈なケージに押し込めた保護よりも、猫にとっては天国に思えるのではないだろうか。

出産コントロールが出来ていれば仔猫が増産されることも無いのだから、
その辺のことを指導すればその人なりの飼い方でいいのではないかと思う。
もちろん、感染症や事故などから守ることは大切なのだと自覚しながら。

保護活動をしている人が嘆いていた。
仔猫が増えすぎて問題視されているお宅があり
成猫ともに保護したいのに邪魔をするのだと言う。
やっと親猫を捕獲しても、捕獲機から逃がしてしまうのだとか。
親に避妊手術をしなければ仔猫は生まれる。
仔猫は可愛いよ~、と言いながら
多くがカラスにやられるので増えること無いよ~というらしい。
せっかく生まれても生きられない運命なら、
避妊手術なりして今いる猫を修正可愛がるという発想がないから困るのです!

猫に対して可愛いと言う気持ちがあっても、仔猫の命が消えることは無頓着‥‥‥
まったく理解できないと嘆いていた。

同じ事象を見ても同じように解釈できないことは多々ある。
人は理解力も感情も様々だ。
理解してもらえるまで根気よくやるしかないのだろう。

心無いことを言われて心が折れる、
土砂降りの中、捕獲機を回収した…、疲れた‥‥‥
もうやめたいと思う‥‥‥
そう言いながら目の前にある命を見捨てられないでいる。

頑張れ、仲間たち、そして微力だが私にもまだまだ出来ることはある!




こちらは7月15日に下書きしたものに加筆しました。

前日(7月9日)の夜9時に猫友さんが捕獲機とキャリーを持参した。

翌朝7時には別の猫友さんが迎えに来る。
医療行為をしてから我が家で迎え、新しい里親さんが決まるまで預かる。
体もきついし、他の猫(特にビビ)との兼ね合いから保護預かりは厳しかった。
だが、保護活動をしている猫友さんたちは
連日の活動と保護猫の受け入れでアップアップしている現実を知っている。

私からお願いしたことだし、協力してもらえただけで良しとしなくては!

茶白ちゃん、無事病院から戻った。
ウィルス感染もなく健康体とのこと。
ワクチンとノミ取りと爪切りをして頂いた。
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とても人懐こくて、隔離室に行くと甘えてくる。
どうしてこんなかわいい子を家から出したのだろう。
飼い主の事情もあると思うが、飼えなくなった時の対処法も周知させないと
野良にされてしまう猫が出てくる。
飼い猫が野良になるほど不幸なことはない。


ちなみに、愛護動物の虐待や遺棄は罰則がある。
動物愛護法では1年以下の懲役、100万円以下の罰金である。

参考動画
7月7日の動画


家の中に入れてから‥‥‥








26日に保健所に相談したが一向に返事が来ないので電話した。

依頼した3件はまだ手付かずらしい。
いろいろな所からの依頼や相談が多くて暫く無理だが、
チームで情報は共有しているので待ってくださいという。

毎日食べに来る茶シロちゃんは、とても人懐こくてすぐにでも馴染みそう。
しかし我が家のビビは茶シロちゃんにもすごい威嚇をする。
窓を開けていたので、あの凄まじい声では近所に迷惑だ。
(野良猫同士の喧嘩を想像してください)

家に入れて保護したいが、私の状態も今が限界…
ビビの威嚇も想像以上…
たぶん私が心身ともにやられると思うと保護も出来ない。
まったく、赤の他人が放り出した茶シロちゃんのことでね、まったく‥‥‥

こんなかわいい子を無責任に放り出すな!
動物愛護法に引っかかるよ!
うたた寝していたが私を見ると甘える。
穏やかそうな可愛い顔をしているのに、可愛く撮ってあげなくてゴメンネ。
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2階ベランダからデッキにいたところを撮影。
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裏のお宅にも食べに来ていたのでご主人に話を伺った。
何でも、この家の男の子(小学校低学年)が茶白ちゃんに石を投げるらしい。
怖がって家に近づかないのでは、と言うことだった。

この辺は築40年から50年近い家が多い。
年齢もそれなりなので、地域のことに詳しい。
裏のおじさんがこの猫の飼い主を知っているのに驚いた。

猫を捕まえて家まで連れて行ったら、
餌はあげないでくださいと強く言われたらしい。
真意は分らない。
茶白ちゃんは外に出したが、ご飯も寝床もあると言いたいのだろうか




天皇皇后両陛下が英国に行って、想像通りの皇室外交を展開した。
29日に帰国してお疲れはとれたかしら・・・。
皇室に思うことをつらつらと書こうと思っています。


今日はまずは外猫のことを‥‥‥
このところは医者や眼科で病院通いが増えました。
頑張って1回だけ自力で行きましたが、あまりにも疲れてしんどい…。
そんな事を言ったら、妹が心配してその後のすべての通院に車で送迎してくれた。

ありがたや~~~
持つべきは妹である!(笑
まだ転倒の後遺症で、あばら骨が痛むし自分の都合をやり繰りしてのことだ。

このところ我が家には
キジ白君、サビちゃんのコンビ、茶白ちゃん、ブブの4匹が来ている。
ブブだけは他の子と同席しないが、茶白ちゃんは他の子がいても平気で食べる。

6月15日にブブが戻ってからの記録です。
赤丸がブブが来た日
茶シロちゃんは6月22日から毎日来ています。
キジ白君、サビちゃんは一日おきくらいの頻度です。
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ブブはキジ白君がいなければ仲間に入れる、遠慮がちではあるけれどね。
ブブは先客がいると遠慮するタイプなので、敷地に誘導するのが大変です。

やはり外猫4匹の世話は疲れる。

茶白ちゃんは、とても人が好きなようで触れるし、
私の前でもお腹を出してゴロンゴロンする。
呼べばそばに来る。

こんなかわいい子を外に出すのが信じられない。
猫友さんを頼ることも考えたが、
行政も猫の保護にはかかわっているので、保健所に相談した。

今までの経緯・・・。
つまりビビ親子の時のこと。
キジの未去勢猫が2匹いる事、それがトトの月違いの兄弟猫の可能性があること。
仔猫の保護だけで、親を放置すれば野良は増える事。
裏のお宅のネズミ対策だけの餌やり。
家から出された茶白ちゃんのこと
私一人では体力的に無理だし、経済的にもきつくなったこと
等々をメールした。

翌日電話があって対応を考えますとのことだったが。
詳しいことはまだ言ってこない。

そうだ、もう一つ加えなければ!
トトの兄弟猫6匹は少し問題ありの人が引き受けた。

一応4匹が譲渡されて2匹がいつまでも残っていた。
その内の男の子が、前に2匹を譲渡されたお家で受け入れてくれた。
残るは女の子1匹になったが
この子は捕獲の時の傷がもとで(保護主が書いている)顔が汚い。
それとアレルギー体質で目がしょぼしょぼして毛が凄く汚れている。
病院にかけたが限界だとの事・・・。

どうも医療行為などしていないのではないかと・・・
評判を聞いても、安いフードを買い込んでいるとかの話が流れてくる。
ネグレクト、または体調が悪くても放っているのではないか・・・

と言うのも、譲渡された里親さんのSNSを辿ると下痢をしたとかの記事が多い。
同じく捕獲したビビやトトは下痢などしなかったし、
脱走した時も念のため駆虫して家に入れている。
おなじ条件下で育ったビビ、トトはいたって健康なのに
なぜ、この人の所の子はお腹が緩かったり下痢するのか。

まあ、実際には見ていないがおおよその想像はつく。
保健所と話して、一応、この人の所は調べると、そして問題があれば指導しますという。
だが、指導だけで改善すればいいのだが・・・。

今は保健所からの連絡待ちです。
6月26日(水)にメール。翌日の夕方に返事有り。

茶白ちゃんのことも早急に対応しないといけないし・・・。
とにかく、コツコツやって来たTNRがいとも簡単になし崩しになりました(泣

今日の朝に来たキジ白君とサビちゃん、長いことわが家にいたが、
食べ足りて居場所に帰る途中か、前の空き地にいる所を写せた。
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猫友さんから話は聞いていた。
偶然見つけたインスタ‥‥‥

我が尊敬する猫友さんが、いち押しの保護ボランティアさん!
猫友さんは多方面に働きかけても引き受け手がいなくて困っていた。
そんなボロボロの子を最後の最後で引き受けてくれたのです。
私の猫友さんもすごい人だけど、この方もすごい!
全文を引用します。
綺麗になった可愛い画像も是非見てください

************
ぎゅっと胸が苦しくて、近くの心ある人が助けてあげてよと思った。
人から人へと伝わり、お世話になっているボラさんから知らされて。
誰も引き取り手がいないと聞いて…

うちで良かったら引き取るよと。

で助けたいと思ってくださった優しいお姉さんが連れて来てくださり、
夜遅くに我が家に。

沢山の人の思いがこの子の命を救ったんだと。

保護した方が近くの猫活動している団体に相談したら、
費用を支払うなら引き取ると言われ、高額でお願いする事を諦めたらしい。
その後に地域の保健所に相談したら、
持ち込むと殺処分になるから外に離せと言われたらしい。

何なんだ?
本当何なんだ??

こんな小さな目の潰れた子猫を見捨てるのか?
外に離したら死んじゃうでしょうよ。

その日は我が家で出来ることをして翌日病院へ。
お注射頑張ったね!お腹に虫もいたけど、ちゃんとお薬したからね!

今は投薬、点眼、すごく痩せているのでこまめに離乳食と保温で

また3日目ですがこーんなに可愛いお顔になりましたの☺️🥰
甘えん坊でスリスリゴロゴロと超絶可愛いです。

お名前はあねちゃんにしました。
あーたんとお呼びくださいな☺️

体重が420グラムで
骨格に対して軽すぎでガリガリです、
沢山食べて元気になろう!

もしもこんな子を見つけたら
知らん顔したり、諦めたりしないで
命を繋ぐ方法を必死に考えて行動して欲しいです。

小さくても大切な命ですから。

あーたんを助けたいと思って、繋いでくださった皆様に感謝しかありません。
ありがとうございます😊

大事に育てて、良いご縁いただけるように
かしぇいふ頑張ります😎

※注釈
かしぇいふ~家政婦

かしぇいふ~かしぇいふ~家政婦のことのようです(笑
猫友さんに扁平上皮癌の猫をお願いした時と、その子が亡くなった話…
ちょっと時間があったので上記に上げた猫ボラさんの別のインスタ
しんから優しい人なんだなあ‥‥‥
どんなことをしてでも救う!
野良猫と呼ばれる子達を無くしたいという強い思い!
きっと損得なんて考えない人なんだろうね・・・

貼り付けておかないと後からは見つからなくなるのでね。

おかきにゃん(@863kaki) • Instagram写真と動画

中から仔猫の声・・・

野良猫と呼ばれる子達がいなくなることを心から願う




ブブ、キジ白君、サビちゃん‥‥‥
わが家の常連になりつつあります。

ブブは毎日きませんが一日おきくらいに来ます。
今朝は、小雨の中でブブが、デッキでサビちゃんが待っていました。
玄関のドアを開けた時に先の光景が目に入ったのですが
ご飯を用意して出そうとしたらブブがすぐに近づいてきました。
ブブに遠慮してかサビちゃんはデッキ下に身を潜めました。

3人三様で、今のところ誰かを追い出すような気配はありません。
お互い厳しい外生活、譲り合って食べていくんだよ(笑

ブブの毛艶や、やや痩せたのが気になったのでロイヤルカナンのフードを奮発です。
大好きなちゅーるも総合栄養食に変えました。
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7+は家の中でも外猫の時も食べていた味、
それに食が細い猫用尿ケアも追加です。
キジ白君とサビちゃんは普通のフードです(笑

それと気になることが‥‥‥
昨日(6月22日)から二日続けて茶白君が現れました。
今年の1月10日に初めて監視カメラに映り、しばらく様子を見ていましたが
飼い主が家に入れた(3月末頃)と聞きホッとしていました。
1月27日 監視カメラからの静止画像
0b318e11-s
この子は家に入りたいのだ。
人恋しい様子が見て取れて、外に置くのが辛くなる。
きちんと飼えないなら対策を講じねば!

可愛いだけで、仔猫の時に譲渡されたのか…
事情は分からないが、このように飼い続けることが出来ない場合も考えるべきだな。
もし保護活動しているものが関わったならね。

譲渡して譲渡金もらって終わりではない。
せっかく救った命もこれではね…






6月18日は一日中雨だった。
朝も夕方も猫たちは来なかった。
それでも夜になると雨が止んだので外を見たらサビちゃんがいる。
急ぎご飯を出した。
夜の7時半・・・、この頃はごはんを引き上げる時間だ。
キジ白君が気がかりで監視カメラをライブにしておいた。

ウン?‥‥‥、さびの顔が変だなあ…、カメラのせいかな?
いや、サビちゃんじゃなくて狸だ!
急いで外に出た!
狸は皿から離れたが、立ち止まって私の出方を見ていた。

可哀そうだが食べさせるわけにいかない。
私が動くと狸も動き道路に出て行った。
暫くは互いに見合っていたが狸が戻ってくることはなかった。
サビちゃんも戻らなかった。
残ったフードは、そのままにしておいたが、誰も来なかった。

狸もアライグマも大変だなぁ~、可哀そうだけど自力で頑張ってくれ!
私の猫友さんの友人のインスタ↓
狸でさえ思いやる優しさ、脱帽です!

福島原発の地域で保護された猫たちの話です。

紆余曲折ありました。
それでもせんちゃんは幸せな最期を迎えたと思います。
そしてクロちゃんは今も元気で幸せに生きて居ます。

これは前回の記事と違い、再び人との生活を手に入れた猫の話です。
せんちゃんと言う猫の物語‥‥‥

クロと言う猫の物語‥‥‥

救えるものなら救いたい…、そう思いながら福島に通い続けて太田さん。
キャパオーバーで餌だけ置いて来た子たちも多くいた。

多くの子たちは飼い主のいた家の周りにいたのだろう。
せんちゃんもクロちゃんも幸いなことに救われた猫だった。

福島での悲劇、此処につらい現実がある。
それなのに又も新規で原発を作ったり再稼働をしたり…
人は何処までも残酷で愚かで、貪欲なのだろう(怒、哀

↓自分のための参考資料です。






あまり辛い話は書きたくなくて、それでも下書きや資料は溜まって行った。
この世は人も動物たちもいい話ばかりではなく
目を背けたくなることも多い。
幸せの分岐点ってあるのだろうか‥‥‥
辛いニュースを目にするたびに、そう思ってしまう。

いろいろな事例をここに残すことで、できる限りの不幸を断ち切れれば…
大仰かもしれないけど、そんな思いを込めて記事を公開することにした。
このあと数回、ちょっと悲しい話が続きます。

 ―――事例Ⅰ―――
偶発的な不運だったにしても、家猫なら起こりえない事故で亡くなった外猫。
yahooニュースはリンク切れが多いので記事を下記に貼付します。
広島県福山市は30日、
3月に同市柳津町の金属めっき工場で有害物質の六価クロムの槽に落ちた後、
逃げ出した猫とみられる死骸が見つかったと発表した。


 市環境保全課によると30日朝、
同町の事業所から「猫の死骸がある」と連絡があった。
発見場所は逃げ出した工場から約260メートル南東の別の工場付近で、
六価クロムの簡易測定で陽性判定が出た。
槽を所有する会社の福山工場が死骸を回収し、今後処分するという。

 猫は3月10日、同工場の六価クロム槽に転落した後に逃げ出した。
触ると皮膚がただれるなどの症状が出る恐れがあるため、
市が情報提供を呼びかけていた。現時点で健康被害の情報はないという。 

ネズミでも追っていたのか、水を求めていたのかと思うと胸が痛む。
人に毒だと注意喚起するニュースを見た時はゾッとした。
六価クロムがどういうものか知らなくても
その液体の中にはまった猫がどうなるかは想像できた。

記事に対するコメントを読むと人の暖かさに胸が熱くなります。
時間がある方は数件読んでみてください。

―――事例Ⅱ―――  
 環境省は21日、長崎県対馬市上県町で交通事故に遭った後に保護し、
野生復帰訓練をして放獣した雄のツシマヤマネコの「ひかり」が5月18日、
同町内の倉庫で死んでいるのが見つかったと明らかにした。
詳しい死因は不明で、岡山理科大が病理解剖をし、同省が詳しく調べる。  ひかりは昨夏、保護された。
当時は生後2~3カ月と推定。
絶滅回避に向け、
2012~14年度に国が整備した「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」(同市)
で訓練した個体として初めて、4月22日に放獣されていた。
 

保護されたのは仔猫の頃、それから人間の手によって飼育された。
多額のお金をかけて施設を作っても適正な運用がなされなければ意味がない。
こんな施設で飼育されるよりも動物園の方がましだったかもしれない。
他のニュースで見たら、見つかったのは倉庫、
そして釣り針のようなものが刺さっていたとか・・・

野性に帰る術を知らずに人のそばで死んだということなのだと思う。
せっかく大きくなったにもかかわらず、野生では生きていけなかった。
こちらの記事のコメント欄も的を射たものが多いです!



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