今を生きる~猫と共に

感謝を込めて、このブログを亡きクロに捧げます

カテゴリ:政治・社会 > 福島原発事故

新聞を読み、今日はこれを書こうと思いながら、いざPCを開いたらすっかり忘れている。
メモには3/11の文字…、震災の日だ。
何を書こうとしたんだっけ…。

やっと思い出してこれを書いている。
年々、物忘れがひどくなっている、でも忘れるって良いこともあるのよね(笑

被災地の復興はまだまだだ。
特に福島原発に近い地域は、飯館村や津島など・・・

津島という村は住民が少なく開けていない土地だったらしい。
満州からの引揚者が開拓に入った土地だとか。
そんな苦労を負わせた人達が、再び全村避難で帰宅もかなわないでいる。

昨日の東京大空襲に重ねて、国によって翻弄される人のことに思いが行った。
このような人たちを置き去りにして原発再稼働や新設を言う現政権。
人々の悲しみに思いをはせるという資質に欠けているのだろう。

この冷たい国家観を持つ我が国の政治家たち!
寺山修司の短歌を思い出す。

また同じ過ちを犯さないようにと願うばかりだ。

政治家にひきかえ、ほぼ無名に近いこの方(本を出したりテレビに出たこともある方だが)
ほんとうに地味な活動を続けていて頭が下がる。
読んでわかるように偉ぶって物知り顔の書き方をせず謙虚な方だ。

保護活動を続けて、いろいろなことを知るようになり苦しみは増えるようだ。
やっと捕獲してTNRして一代だけの生を全う、謳歌して欲しいと願った子がガンだった。
コメントには安楽死を提案する意見もあったが、
苦渋の選択だったと思う。

参考blog


この方は原発の爆発後に何度も福島に入って保護活動をした方。




ジュリさんの所で、歌くんのお手々のみを拝見してからチャンスを狙うも・・・
 

一向にお手々のみの現場を撮れないでいる。

やはりお手々のみはオス猫だけのようで、母猫ビビはやらない。
その変わり、たらいの縁に両手を揃えて飲んでいた。
あら、これも面白い構図!、と思ってもスマホを持ち合わせていなかった(^^;


どこかで紹介したことのある、太田康介さん・・・。
この方が福島原発が爆発して立ち入り禁止になった地域に入り保護活動をしていた。
その時のことを書いた本は私の愛蔵書となっている。
難しいことを書いた本じゃなくてお恥ずかしいけど、なんてこと言ったら太田さんに失礼か。


この太田康介さんのブログに、福島で救った猫が虹の橋を渡ったとあった。

保護して新しい里親さんのもとで12年生きたらしい。
救う事の出来なかった命、救われて生を全うした猫。
太田さんのように名声やお金を目的としない活動には、頭が下がるばかりである。






おはよう、ヒメちゃん!
見ている先は、冷蔵庫の上のグリ。
今回はあまりのボケ写真で、グリちゃんは出番なし(笑)
わたちが主人公で結構よ^^ byヒメ
さっさと自分の陣地を確保!




‥‥‥‥‥‥…‥ゆるキャラだから許される?‥‥‥‥‥‥‥

核兵器の原料にもなるプルトニウムを擬人化したアニメは批判を受けて1年ほどで廃版になった。
トリチウムのゆるキャラは復興庁から電通に委託、
13日に復興庁ホームページに公開するも批判が多く14日には削除された。

原発の危険性を、可愛らしいキャラクターでごまかすとしたら
国民を子供並みの感性と馬鹿にした行為だ。

※ここでも電通が出てきた。
政府の広報会社と化した民間企業の電通、お粗末な発想だ。
このトリチウム、原発の処理水に含まれていることで問題になっている。
詳しいことは既存のニュースで流れたので割愛するが、
このトリチウムの除去技術を2018年に近畿大学で実務段階まで行ったので、
福島で試験させてほしいと東電に打診するもにべもなかったらしい。
当然、国もコスト面から、国費を投入して技術の完全化をめざすことよりも
使える技術が出るのを見守るとした。

今でも汚染水の管理費用は年間1000億円かかるそうだ。
それなら積極的に技術開発に経費を投入したほうが良いのではないか。

13日には処理水、汚染水の海洋放流、海洋投棄が正式に閣議決定した。
早ければ23年にも海洋に放出される。

ここで既視感。。。。。。

そして今回も…‥‥‥‥
即実用化できなくても、可能性はあったはずだ。
こうして、日本は海外に後れを取っていく。


★少しだけ救われるニュース
原子力規制委員会は柏崎刈羽原発に運転禁止を言い渡した。
テロ対策などが不十分だったのだから当然のこと。
これも、いずれ適正に善処したとか言って再稼働GOだろう。
ただ、これだけの不祥事をなあなあで承知しなかったことは認めよう。








まったくの偶然で思わぬ知識を得ることがある。
お昼ごろの面白そうな番組があるときは、それを目的にしてご飯を食べる。

今日はBS1の『イッピン』
タイトルは……◇故郷を離れてもなお~大堀相馬焼◇
詳しくはないが焼きものが好きなのでこの手の番組は見ることが多い。

そして、驚いた!
20年ほど前に骨董市で買った、多分、醤油さしだろうか。
これが、その相馬焼と初めて知った。
右端の中ほど、向こう側が透けているのがお分かりだろうか。
これが二重構造。

湯で容器が熱くならないように、冷めないように作られた二重構造。
相馬野馬追いに代表される馬の絵。
そして青いひび割れ。
これが相馬焼の特徴らしい。

下をクリックすると相馬焼のサイトに飛びます。



相馬藩の産業振興などもあり栄えたようだが、311の震災で窯場はほとんどが非難し、
大切な釉薬を持ち出すことも出来なかったようだ。
相馬焼には、この馬(駒)の絵が必ず入る、もちろん手描きだ。

青ヒビと呼ばれるのは、釉薬のガラス成分が冷える過程でヒビが入る、
そこに墨を塗り、拭き上げることでヒビが残るそうだ。
器の底には『相馬』の文字が入る。

現在はこの青を出す土が採れない状況だ。

そう、あの原発事故で、立ち入り禁止が解除されずに、採取場所の大堀山に入れないからだ。
陶工さん達は、他の土で何とか、相馬焼の青を出せないか工夫している。

その土地に根付いた伝統文化は、継承者不足などで先細りするうえに、
想像もしていなかった過酷事故によって存続に苦労する人たちがいた。

やっと相馬焼の再開に向け道の駅にコーナーを作っても、
コロナで営業も延期、散々なことだが負けずに頑張って欲しい。

そんな思いで番組を食い入るように見た。
正式な焼き物名も知らずに、変わった作りだなと購入した器に、こんな物語があるとは……


東京新聞に週一回、出される原発関連の紙面。
今週は311に寄せて、避難地域の今を伝えていた。
全体でも帰宅困難地域の解除後は、住民票のある全人口の3割しか帰還できていない。
双葉町など5700人の住人がいたのに、今は誰も住んでいない。
これをもって復興は進んでいると、被災者を前にして言えるのだろうか。

…‥‥※個人的資料として—水島朝穂先生の直言‥‥…‥
内容抜粋
1⃣震災追悼式辞から復興五輪の言葉が消えた。
2⃣復興予算流用
3⃣リンク先に面白い記事多し

今日の昼ごはんは焼肉セロリ丼、山椒が決め手の丼です。
餃子の種が余ったので、湯引きした油揚げに詰めて煮ました。
卵を溶いて混ぜています。味付けは濃い目にすると美味しいです。
☆珍しく猫の話がないなぁ……
ブブが来てるかなと思って確認したら来ていました。
今、うちの子たちとブブに、ちゅ~るとご飯を出してきました。
これが終わるとホッとします。
今日も来てくれた^^
でも、茶子は来ていません。




昨夜のグリ…‥‥‥‥…
ブログチェック中の私を監視する。
おばたん~~~、なにしてるの?
もう寝ようよ。



 …‥‥‥…‥…‥‥‥…福島原発の不条理‥‥‥‥…‥…‥…

1⃣双葉町役場、事故当時の記録
2011年3月12日am1時5分、福島第一、1号機1号機「格納容器圧力異常上昇」
「計器の故障の有無検証中」

核燃料が露出した状況でも、なお計器の故障を疑っていた。
国や東電が説明してきた通りに多重防護が機能し、事故には至らないと信じていた。

防災訓練では安全に停止する想定ばかりだった。
頭の隅では2、3日で街に戻れると思っていた。


2⃣避難指示が出された浪江町はじめ11市町村のうち
避難解除された区域に住民票を置く人は45491人、実際に居住しているのは14374人で約3割。
昨年は28.5%、2年前は23.1%、3年前は14.8%、帰還が鈍化している。
廃炉作業で転入した作業員も含まれるため住民はさらに少ない。
帰還した人は高齢の方が多く、高齢化率は43.1%、全国は28.8%
若い人の生活が復興の町では成り立たない現状が分かる。
震災の年に生まれた子が10歳。
学校や地域との馴染みがうまれれば、さらに帰還はしにくくなる。


3⃣原発事故当初の放水作業について
東京消防庁は当初、敷地内の東電社員の拠点となっていた免振重要棟の存在を知らされていなかった。
防護服を着用し放水現場まで行く距離の短縮を図るなど効率的に動けたのではないか…

片山善博総務相は後日国会で
「応援を要請するなら現地の全貌を明らかにして欲しい」と苦言を呈する。

余談だが、この事故勃発時、東電は社員を現地から避難させるつもりでいた。
当時の菅直人首相は東電に乗り込み、それを阻止。

これを後日、一国の総理大臣が民間企業に乗り込むとは何事、
事故現場に赴くなど現場が大変な時に混乱させるだけ、等の論調を目にした。
穿った見方をすれば、菅直人総理はじめ、民主党政権を貶めるマスコミ誘導だったのだろうか。
何しろ、自民党内にはれっきとしてネットサポーターズという組織があるくらいだから。

この後に知ったことだが、吉田調書なるものがある。
※政府事故調査委員会による吉田昌郎・福島第一原発所長の調書の記録

この吉田調書には、消防庁の放水及び警察庁、
自衛達の放水と共に効果はなかったと記録されている。
被爆の危険、死の恐怖の中の作業が効果はなかったでは、
ことに当たった方々は憮然とするだろう。
命を懸ける大義が科学的に検証もされずにやれでは‥‥‥‥
ただ、私が思うに、専門家の吉田氏としては
あの程度の放水では核燃料の暴走を止められないと分かっていたのではないか。


4⃣新聞投稿欄から―――――
大震災が起きた10年前、オリンピックは開催都市の候補の一つに過ぎなかった。
震災で苦しんでいる人がいるのに、大会招致を継続するのは、
家族の一人が入院しているのに、
予定通りに家族旅行に行きたいと駄々をこねる聞き分けのない子供のようなもの。
そして、五輪招致から即刻撤退し、震災復興に専念すべし‥‥‥‥

これを投稿した奥様は掲載紙を大切に枕元に置き亡くなったそうだ。

肝心の五輪は皆様ご存じの通り。
アンダーコントロールと大嘘をつき、竹田会長の賄賂などの金銭スキャンダルを起こし、
スーパーマリオの扮装で、度肝を抜き
『復興五輪』の美名のもと招致に大成功したかに見えた。

この投稿者はこう続ける―――――

妻の言うように困難に直面する人を置き去りにした家族旅行が、楽しいはずがない。
予想もしない災厄やアクシデントに襲われ散々な結果に終わるのが常だろう。
それが今のコロナ禍だ。
この考えを非科学的と笑う人がいるかもしれない。
だが、あの時、被災地復興を優先していたなら今頃日本人はこんな会話ができたはずだ。

「あの時、五輪招致を辞退して、震災復興に専念して正解だったね」
「もしも東京五輪にこだわっていたら、コロナ禍の今頃、大変なことになっていたよ」


この時期にやるべきではないと思っていた人の残した言葉は、
げんなりするほど当てはまってしまった……







グリの前脚が頭チョイチョイ、
それでも起きなければ髪の毛をガブガブ引っ張って起こされる。

いつもの忙しい朝の始まり・・・。
私だけが一人で走り回っているのです。
ネコは3匹もいるのに一向に猫の手を貸してくれません。

ごはん~♪
トイレ掃除しないと駄目じゃない、臭うよ!
遊ぼーーー。
ボールを投げて欲しいな~♪

猫どもの要求の合間に、軽く掃除、洗濯、猫トイレの天日干し、
人間たちのご飯、片付け、昼ごはんの下準備・・・、等をしていると、もう9時・・・。

そうそう、この間にブブちゃんもご飯を食べに来ます。

やっと落ち着いて新聞でも読もうかな・・・。

と思っても読ませてもらえません。
最近ではヒメが新聞の上を占領します。


そしてグリは高みの見物!
c0402989_17361228


いえ、違うんですよ。

この上に乗る目的が最近変わりました。
今までは確かに高みの見物でした。

ここから私の背中に飛び移るのです。
そして甘えた声で、にゃぁ~んーーー。
背中でゴロゴロ喉を鳴らして、コロンコロン寝返ります。
頭をスリスリ、にゃぁ~ん・・・。

実はこれ、眠くて甘える時の仕草です。
カップボードに乗ったら、そろそろだね、と思って私も準備します。

充分、背中の上で甘やかしてから(本音は、重い!)フリースに寝かしつけます。
もう、重くて腰がーーー。

グリはファンヒーターの前で眠りにつき、ヒメは出窓で毛繕い、やっと私の時間です。

今日はスーパーの売り出しだったので、新聞は後回しで買い物に出ました。
やはり新型コロナの影響が出ています。買い物客も出歩いている人も少なく感じます。

そして明らかに目につくのがティッシュペーパーやトイレットペーパーの棚がカラッポなこと。
2か所のお店に寄りましたが同じでした。

今回はワクチンの開発もかかる様だし、皆さん用心して買いこんだのでしょうね。
幸いなことに、私は近所のドラッグストアの開店セールで、
この二つを大量買いしてあったので、いまのところ間に合いそうです。

中国から始まって、アジア中心に広がったせいで差別を受けた人たちがいましたが、
今ではヨーロッパの方が被害が拡大しています。
いつ収束するか分からないので対応が難しいと思いますが、何より命が優先されるべきです。
安部首相が『最適な状況でオリンピックは開催します』とか言っていましたが、
冷静に考えれば無理でしょうね。

延期になっても中止になっても、経済に及ぼす影響は大きいと思われます。
こんなことになるなら、オリンピックを誘致せずに被災地の復旧に全力を注げばよかったのに…
なんて言われないように、知恵を出して無駄にならないような政策を打って欲しいと思います。

それにしても、原発をアンダーコントロールと言いきった安倍さんも安倍さんだけれど、
それを信じて日本開催を決めたIOCもいい加減だと思う。
そこには安全やオリンピック精神よりも商業主義を優先する資本の力が働いていて、
個々の生活よりも力あるものの方に
恩恵が行くような仕組みに組み込まれてしまっているのでしょう。


『復興オリンピック』がうたい文句だったけれど、
実際は『オリンピックのためなら復興後回し』の感じがします。
聖火リレーのスタート地点の映像を見ると、そう感じてしまうの私だけではないと思う。

話が、ほんわかとした猫から逸れたが、猫や犬、家畜、野生の動物まで福島にいた命ある生物は、
地震で、さらに原発で悲惨な最期をたどったものが多い。

避けようのない運命だったかもしれない、地震だけだったら。
でも、ほんの少しの叡智で命の行く末が変わるとしたら・・・。

原発なんて本当に必要だったのでしょうか。
ウランで発電するのがコスト的には安いはずでした。
でも使用済み核燃料の処分には莫大なコストがかかり、
放射能が消滅するには10万年?くらいかかるとか。
そんな先のことは知らないよ、でいいのでしょうか。後世の子孫に対して無責任すぎます。

個人的には多少の不便は我慢しようと思います。
原発で、ガンガン暖房しなくても、夜遅くまで電気をつけて娯楽を楽しまなくてもいい。

安心して、ヒメやシロやグリと、自然に分つ時が来るまで一緒にいられればいい。
昔に比べれば、生活水準も、食べ物も充分です。


2019/3/14の記事

 

買い物から帰った私を出窓にいたグリは見つけて、早速玄関まで出迎えた。
そしてレジ袋をクンクン、何かに齧り付いた。
おいおい、変なこと覚えないでよ。
君には充分すぎるくらい美味しいご飯をあげているでしょ!




おまけです。
写真を撮ろうとしたらグリが毎度のお邪魔虫・・・。
撮った動画を無駄にしたくないから、ここに貼ろうか、グリちゃん。


何時もスムーズに事が進みません。
なにをしていてもグリがそばに寄ってきてチェックします。

でも良い子になりましたよ~。









3月11日は過ぎてしまったが、
この時期はテレビに映し出された光景をまざまざと思いだす。

人はもちろんのこと、ペットや家畜など、
果ては野生の生き物まで生を奪われ、あるいは生きる場所を奪われた。
原発から200キロ離れた場所にいた私でさえ見えない放射能におびえた。


はるかに過酷な状況に置かれた福島・・・、今でも帰宅できない人が何万といる。

そして、その方々とともに生きていたペットたち。
人間優先で救助され、ゆえに取り残されたペットたちの行く末は悲惨だった。

自分で生きるすべを持たないペットや家畜たちの境遇は想像するしかなかったが、
勇気あるジャーナリスト達によって後に詳しく知ることが出来た。

ひとつ、ひとつの命が悲しく愛しく、読み進むにつれやり場のない怒りに変わっていく。

いつかは消える命、だが人為的に奪われていい命など一つもない。

著者の救ってやりたくても叶わなかった思いが痛いほど伝わってくる一冊だ。

大切に読み繋いでいきたい。

太田康介著

c0402989_18264326


c0402989_18264440


特に『待ちつづける動物たち』は絵の表紙の猫が深く心に残った・・・



時々、クロを若くして死なせてしまったことを悔いるが、
飼い主の側で死ねたことは幸せだったと思うことにしている。

飼い主と別れた猫たちのこと・・・、いつか虹の橋で大好きな飼い主と会えますように。








このページのトップヘ