今を生きる~猫と共に

感謝を込めて、このブログを亡きクロに捧げます

カテゴリ: 猫の病気・病院・薬

昨日はマリアンナだった。

血液検査の結果はまあまあ…、気になる高い数値もあるが前回よりは低い。

リウマチ治療薬の副作用か、間質性肺炎の予防薬を飲むのだが、飲みづらくてまいった。
私よりも手の不自由な方もいるだろうに、こんな薬が流通していることに驚く。
子供の悪戯防止のために開けづらい構造になっていて、味も不味いのだ!
錠剤ではなく液体、粘度があるので押し出さないと出てこない。
時々失敗して、手につくと、どぎつい絵の具のような黄色・・・。
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この薬の服用はいつまで必要なのか確認しなくては・・・。


昨日は私の失敗を・・・。
ブログ友のみん子さんを嗤えない失敗をした!
なんとあれほど用心していた脚立から落ちてしまった。
自分の体幹が衰えたこと重々承知していたのに、出来ると思ってしまう浅はかさ!
やはりできないと思っていないと駄目なのだ。
嫌というほど膝をどこかに打って、時間とともに痛くなった。
救急車を呼ぶほどでもなく、でも痛い!

病院から自宅に私を送り届けた妹はすでに帰った後の出来事。
今更妹も呼べない。
早々に(夕方5時)にベットに入った。
打ったところをかばうように抱き枕で支えた。

痛い、いたい!イタイ‥‥‥
痛くてもいつの間にか眠っていた。
夜トイレに起きた時は歩くのに難儀したが、少し傷みはおさまっていた。

呻きながら椅子を支えに歩く私を、怖い物でも見るようにいぶかしげな眼で猫たちは見ていた。
こんな時、猫は何の役にも立たない、でも、飼い主の異常を察して大人しい(笑

朝には痛みは治まりました。
打った所は青あざです(笑

昔、私が高校生くらいの時かな・・・。
母がどこからか落ちてお尻から太ももにかけて大きな青あざが出来たことありました。
あの時の青あざの範囲は大きかったから相当な痛さだったはずだ。

歩行補助具が使えるスペースと、何かの時に備え必ずスマホは手元にを考えた夜でした。
痛いと呻きながら、いろいろな思いが頭の中を駆け巡りました。

出来ると慢心せずに、出来ないと思いながら行動しないといけないんだと‥‥‥
いったい何度経験すれば分かるんだ!と我ながら呆れています(笑

お口直しの画像を…(笑
左よりトト、グリ、ビビ
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この猫ベットはビビとトト専用になるかと思ったのですがグリも使い始めました。
私の入るとこがない‥‥‥byビビ(^^;




エキサイトと比べると、どうもブログ内の写真が小さい・・・・・
変更できるはずだと思っていたが、やけに難しく書いてある。
写真サイズを変えようと思いながら先延ばしにしていた。

今は検索を使えば、たいていのことは解決する有難い世の中だ(笑
とても丁寧に解説している方がいた。

写真ごとに個別にする方法―そんなことは面倒だ!
一括で、総ての写真を変える方法ーそれが良い!

それで数日まえから大きめに設定した。
どうだろうか(笑


陽だまりの中のヒメ・・・
幸せそうにまどろんでいる。
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グリの背中に寄り添って、これも幸せそうなヒメ・・・
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ヒメはグリが大好きなんです!(笑
ビビちゃんとは喧嘩はしないが、ちょっと気にくわないみたい^^;

※グレイに映っているのは敷物ではなくてグリの背中です。


外猫たちの事情と思って読んでくださいませ。

保護猫活動の一環に地域猫の世話も含まれる。
野良猫を捕獲して、避妊手術後にリリースし、地域でご飯やりやトイレ掃除などをする活動である。

沖縄の、とある地域、そこの病院のブログに書かれていたことが記憶に残っている。
手術を施したという印に耳をVカットするー(桜の花びらに見えることからサクラ猫と呼ばれる)

動物病院の医師と保護活動をしている人の話をすり合わせると
サクラ猫は扁平上皮癌になる比率が高く感じるということだった。

野良猫を捕獲後、すぐに手術をし、その日のうちにリリースする。
(中にはもっと丁寧な手順を踏む方もいるようだが、おおむねこんなもの)

外で暮らす猫はリリース直後から太陽を傷口に受ける。
扁平上皮癌との関係があるのではないかと言う事だった。

保護活動をしている人達の経験と、獣医師の経験が奏功して、
この地域の外猫に対する保護活動が、
より良いものになるんだろうなと、うらやましく思った。


こちらも同じ扁平上皮癌の猫。

私は、この方とは政治的な考えは反対の立場ですが、
動物医療に関しては全幅の信頼を置いてブログを拝読しています。
この記事を読んで、クロの時に、このような医師に出会っていたらと思いました。

クロの死因は膵炎だと聞かされ、私もそうだと思っていました。
膵炎マーカーの結果から見て間違いなかったが、私が納得するような説明はなかった。

例え、完治する治療法が無かったとしても、
一緒に猫を助けようとする姿勢は見せて欲しかったなと、今でも思う。
人医療も獣医療も、どれだけ患者に寄り添えるかが大切なんだと思う。


もしかして、これらの炎症もあったのではないだろうか。
愛猫たちがクロと同じ病気になっては困るが、今後の為にも添付して置く。


まだまだ発展途上の動物医療…。
早く人間並みの医療が施される時代になることを猫の為にも願っています。


※忙しくしておりますのでコメント欄閉じます<m(__)m>




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グリが幼い頃に買った玩具・・・
当時1400円だったものが、なんと4000円になっている!

グリが遊ばなくなったので処分してしまった。
トト用に買おうと思ったら、まさかの爆上げ!
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4000円出して遊ばなかったらね・・・それで安いものを見つけて購入した。
amazonで879円(笑
グリの時の天板がないタイプで大きさは同じです。
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早速セットしたら、トトとビビも一緒になって遊ぶし、グリとも遊んでいる。
グリちゃん、まだまだ子供だったのね(笑

周りのネズミの玩具もトトは気に入って、咥えてはトト部屋に運んでいましたが
誤食の可能性があるので処分しました。
猫って、意外なものを誤食するからね。
グリは切腹しなくて済んだけど、誤食はお腹をあけないといけないことも多いらしい。



グリと一緒の場面や、ビビと一緒のところを撮りたかったのですが
今回はビビに逃げられました^^;
遊びって一人ではつまらなくて、数匹集まるとのるみたいだね(笑


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グリちゃん、昨夜おもちゃのボールを吐きました。
以前にも5個も吐いたことがあるので注意していたのですが、
トト部屋にあるのを食べたようです。1個なくなっていたので気になっていました。
まさかの不注意でした!
グリの吐き戻しの原因が、これだったら無事、解決なのですが・・・
しばらく様子を見ますね。

薬を飲ませるのに錠剤をカツオ節で包むのですが
手元に来てカツオ節をせがみます(笑
この元気と食欲があれば大丈夫でしょう。

トトたちへのストレスもあると思いますが、
新しいオモチャでトトと一緒に遊んでいたし、時間が解決すると思います。

トトたちが我が家に来て3ヶ月です。
フリーにするのが早すぎたかなと思いましたが、
トトにひかれてビビも慣れる速度が速い気がします。

ビビは勇敢な母猫です。
今でもトトに危機が迫ると小さな体をブブの下に入れて、ブブの動きを制します。
あれは、技で言うと背負い投げの感じかな(笑

グリのこともあって落ち着きませんでしたが一件落着ももうすぐです(笑





検査結果が明日分かるので、グリの様子を見ながら、
説明と、或いは今後の治療方針を決めましょうとの事で、昨日は帰宅した。
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今日も朝いちで動物病院です。
待つよりは早く行こうということで開院30分前に到着。
正解でした!
開院前なのに、すぐに3組の方が来て、診察中にも二組入っていました。
検査結果は、おおむね異常なし。
心配していた膵炎マーカーも正常。
血糖値がやや高めだが、興奮していたり、食事をした後だと上がるので許容範囲。
水をたくさん飲むようだと要注意なので、気をつけて見ていきたいと思います。
後は炎症値が高いので、胃薬と吐き気止めの点滴と薬の処方です。
これでしばらく様子を見ることになりました。

昨日も今朝も普通に食欲もあるし、排泄も異常なし。
炎症値の高いのは胃が荒れているのでしょうとの見立て・・・。
吐くことと、炎症値からの判断のようです。
異物の飲み込みも視野に入れて、とにかく数日様子を見ることになりました。


姪の引越しの段ボール箱にインするグリ
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↓ 引越しの前日に姪が撮ってくれた。
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※検査結果と料金は続きへ
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出窓は猫たちの大好きな場所!
シロとヒメだけだった時、二人は仲良く出窓にいた。
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グリが我が家にやって来て、シロは出窓を奪われた。
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そして、今ではグリが出窓に来ることはめっきり減った。
何故ならビビ親子とブブが来るようになったから。
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猫ベットの中はビビ、真ん中はトト、そして真っ黒いのがブブ。
やがてトトは猫ベットにビビと入って・・・
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ぎゅうぎゅう詰めで暖かいね(笑
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程よい距離にいたブブはひとり丸まっていた。
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ヒメは今でもここで日向ぼっこをしているが、回数はめっきり減った。
というか、ここ数日見ていない。
お互いに譲り合って仲良く並ぶ日が来ると良いなぁ・・・

ブブは出窓に来るようになるまでにとても時間がかかった。
それはグリ達がいたからなのか、出窓に不慣れだったからなのか
ほんとうの所は分からない。

早く出窓に慣れて!
ヒメやグリに遠慮しなくてもいいのよ。
とブブの様子を見て気の毒に思ったのに・・・


だが、こんな光景を見ると、外にいた頃は顔見知りだったと思うほど仲が良い。




*******************************************************
グリを病院に連れて行った。
やはり吐き方が尋常ではない。
金曜日の夜、土曜日の朝・・・
月曜日の夜、本日・火曜日の朝吐いた、計4回。
本人はケロッとしているし、食欲もある。
吐き方は急激で、苦しい感じだ。吐ききれないような感じ・・・
異物(おもちゃなど)を飲み込んだか、腸まで行ってしまったか・・・
H病院でレントゲンと膵炎の検査、爪切りをする。
すっかり病院嫌いになっており、診察の間、私にしがみ付く。
抗議の雄たけびが凄まじい。
ごめんね、グリ・・・
単なるストレスなら良いけど病気が隠れていたらね。
クロの時のことがあるので手遅れを恐れてしまう。

費用と、吐いた状態の写真は続きに・・・
汚い画像なので、閲覧にご注意を!


※本日もコメント欄閉じます<m(__)m>




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今日は朝一でグリをワクチンに連れて行った。
本人はごはん後のお昼寝タイム……
早めに来た妹に気がつき、階下に降りてきて猛アピール。
グリは妹が好きで好きでたまらない(笑


キャリーを準備して、飼い主も身支度をする。
1年前を忘れたかのように、自らキャリーにイン。

ついでにファスナーも自分で締めるかしら、なんて戯言を言う飼い主。
そんなはずないじゃない!(笑


キャリーを持ち上げた途端、異変に気付き、猛抗議された^^;
鳴き方が表現のしようもないほど変!

車中は鳴きっぱなし……、やれやれ;;;


診察は一番目、ラッキー!
嫌なことはさサッサと済ませたいからね―グリの本音^^;

飼い主にもさせない爪切りをいとも簡単に獣医は決行した(笑
もちろん、すごい抵抗にあいながらだったが‥‥(爆笑

終わって、キャリーに入れ車で待っている間、大人しかったようだ。
その間に会計を済ませる。


車が走り出したら、またもや猛抗議!
揺れるのは嫌いだーーー、の意味か?(笑

家に着き、入り口を開けたら、飛び出して行った^^;


私と妹は、その後買い物へ―――――――
↑病院で出すワクチン証明書とワクチンのお知らせハガキ。
ブブちゃんの目が涙目なのが気になっていたので、抗生剤と消炎剤の混合シロップを貰う。


買ってきたお寿司や北海道展のシフォンケーキなどで昼食を済ませた。
その間も、グリは妹が気になってテーブルに上がってくる。
いつもは寝ているのに……(笑
私たちの間に寝そべって、眠そうに、目がトロ~ン……

妹が帰り、私も昼寝した。
直ぐにグリもそばに来て一緒に寝た。
おばちゃん、起きるの~?とクネクネ^^


今日は変なことがあった気がする……
お尻にチクンとされたし……
なんか、お手々の先を切られちゃった―――――
あれは夢だった?‥‥‥‥


爪切りは大変でした。
グリは助けを求めて私にしがみ付くし……
こればかりは助けてあげられないのだよ^^;



グリ診療記録
2021年10月9日―ワクチン&爪切り
◇再診料ー700円
◇ワクチン(ピュアバックスRCP)-4500円
◇爪切り―600円
◇抗生剤消炎剤複合シロップ―2000円(※およそ1週間分)・ブブ用
合計=8580円














飼い主の体調が悪くて先延ばしになっていたグリのワクチン接種
本日、妹に車を出してもらって行ってきました。

写真は以前のものです

家の中では我が物顔のグリですが
小さく震えているのには驚きました。
恐怖で目つきがおかしくなっています
可笑しいやら可哀そうやら…(笑)
いや、飼い主が笑ってはいけませんね


1年ぶりの診察台では借りてきた猫状態です(笑)
ノミとりと爪切りも一緒にして頂き、ホッとしました。

今の私の指の状態では爪切りはとてもできないので気になっていました。

グリちゃん、とてもいい子ですねと先生からのお褒めの言葉!!
先生初めての時もそう言いましたよね^^
今回は、怖くて固まっていただけのようでして…(苦笑)

爪切りの時に飼い主の胸に前脚でガシッとしがみ付いたグリ
可愛かったな~…………




吹き抜けからの落下や、下痢、去勢手術、抜糸と何度も通院するうちに
極度の医者嫌いに…‥…
度重なる通院に猛烈に抵抗し抗議の雄たけびを先生に浴びせていたグリです。
ワクチン接種の証明書を貰い・・・

支払いを済ませて、いざ帰宅
我が家に帰りついたグリは脱兎のごとく2階へと駆け上がりました(爆笑)


※今回の通院記録
H動物病院
体重5660g

再診ー700円
ワクチン(ピュアバックスRCP)ー4500円
蚤取り(レボリューションプラス1.0ml―1600円
爪切りA-600円
シロちゃん用にレボリューションー1600円
ヒメとブブ用に経口ノミ取り薬、コンフォティス6錠入りー1300円×6錠=7800円
消費税ー1080円
合計ー18480円








昨日の続きになります。

クロが入院中に、担当医の情報を知るべく病院のホームページを見た。
出身学校も専門分野も書いていない、単によろしくお願いします的なコメントだけの紹介だった。

それが、数カ月過ぎた時には消えていた・・・、という事は病院を辞めた?
あれでは患者の評判はよくなかっただろうと思う。

昨日の記事では、病院の対応をこき下ろしたが、私の方にも落ち度はある。
なぜ、担当だったA医師を見かけた時に咄嗟にあいさつしなかったのか。
クロの悲鳴をあげての拒絶に応えなかったか、
入院を拒めなくても、私の意思をはっきり伝えるべきだった。

疑問に思ったら、堂々と主張すれば良かったのだ。
『なんか、猫の扱いに慣れていないように思うのですが』とか・・・。
『入院させて、この程度の改善で、今度は退院ですか』とか・・・。
おかしいと思ったことは言うべきだった。

たったあの程度の緊張の中で、私は冷静に判断できなくなっていたのだろうか・・・。
いつ何があるか分からないと常々覚悟しておかないと、こうなると言う悪い見本だ。

話を・・・、次の病院に行ったことに戻す。
退院して我が家に戻ったクロの状態は、
やや良くなったくらいの状態で健康体とは言えなかった。
また、あの病院に行くのは嫌だ。

ネットで調べ、口コミを読み、先生の詳細を調べ、
ここならと思うところに電話して理由を話し、翌日のアポを取った。
ご家族でやっている大きい病院だった。
電話に出た人は、獣医は誰でも良いですかと聞いてきたので院長をお願いした。

あらかじめ事情を説明していたので院長には詳細が伝わっていてスムーズに診察は進んだ。
血液検査とエコーを取った。
私としては膵炎検査もして、すべての結果で状態を判断して欲しいと思ったが、
膵炎検査は陽性だったという私の言う事を聞いただけだった。

ここには3日連続で通った。
注射と毎日の輸液、と飲み薬の処方。

院長の説明では膵炎は原因が解明されていない、
治療法も確立されていないので対症療法になるという事だった。

最初は丁寧な応対と説明に納得も行ったし、これで安心できると思った。
4日目に行った時のことだった。

上記のような膵炎の原因不明などはネットで調べて分かっていたが、
改めて説明を受け、場合によっては長期戦になる覚悟をした。
この頃になるとクロの症状も落ち着き、食欲もあり元に戻っていた。

ところが、これで終了とは言わなかった。
明日も来てください。
これまでの治療の結果を知りたいと言う。

そして膵炎の原因は分からず、治療法がないこと、膵炎でなく膵臓ガンの可能性も言われた。
また、不安になってきた・・・。

前の病院で、食い物にされたというトラウマが頭をもたげた。
こんなに元気になっているのに、
期間をあけて様子を見るのではなく連日なのか、それって必要?
一応質問した『まだ通うのですか』
答えは『まだ猫の膵炎はよくわかっていないのです。どの程度、効果があるのか知りたいのです』

正直な答えだった。
先生は自分の治療の結果のデータが欲しかったのだ、と私は思ってしまった。
当然と言えば当然な獣医としての本音だろう。

だが、私はまたクロがデータ収集で診られていると思った。
せめて、もう大丈夫ですが、今後の為にも、
薬の効果を確認したほうが得策ですので面倒でも来ていただけませんか、
くらいの言い方をして欲しかった。

ここの病院への支払いは5万円ほどだった。

初めて病院に行ってから1週間ほどで、20万円近い出費になるとは思わなかった。
病院への支払い+タクシー代など。
それなのに、最後の結論が対症療法しかないとは・・・。
猫の扱いも上手、説明も分かりやすい、いい先生だと思ったが、
やはり、金もうけの感じが伝わってくる。
どうして、こんなに治療を引っ張るのか?・・・

それからクロの膵炎対策はどうしたらよいか模索した。
脂肪分、タンパク分が少ない方が良さそうと知ると、そのようなフードを与えた。

この時の病院には大きな不満は無かったが、
少し遠いのと、とれるだけは取ると言う感じがして行く気がしなくなった。

そしてワクチン接種の時期が来た。

私は愛護団体に入っていたので、その会合で一緒になった獣医を頼った。
行くのに一方通行の道があり、ややこしいところにある病院だった。
距離的には近いのにタクシーで行くと高い。
それでもワクチンと、食欲不振で2度行った。

温厚で、動物全体の愛護運動を全国規模でやっている方で、
そこの理事かな?も務めている方だった。
一番最初に見て頂いた埼玉の獣医にも似て、変なお世辞や余計なことを言わない人だったし、
動物への思いには共感していたので、
ここをかかりつけにしようと思ったのだが、いくつか難点があった。

まず、行きにくい場所にあること。
駐車場から坂を結構上がる事。

雨や雪の日、自分が老いた時を考えるときついなと思った。

その頃、保護活動の関係で良くいく近くの動物病院があった。
メンバーには評判がいい、腕は確かだし安いと言う。
私も何度が行って、そこの獣医は顔見知りだった。

どうせなら、こちらの方が幾分近いし行きやすい。
こちらにクロのかかりつけを変えようか・・・、と思っていた。

そして、あの最後の日が来た。


タクシーを呼びクロを初めてこの病院に連れてきた。
いつもより状態はよくないと思っていたが、いつも回復していたので今度も大丈夫・・・。

電話をしておいたので待っていてくれた。
あ~、これでクロは楽になれるね。
注射かな、輸液かな・・・、と思っていたのだが、
初めてという事もあり血液検査をすると、結果が相当悪かった。
しきりと危ない状態ですとなんども言う。

今までかかっていたところに行ったほうが良いんじゃないですかーーー。

ここまで来て、そう言われても・・・。
とにかく診てください<m(__)m>

とりあえず点滴をすると言うので保定をし、針を通した。

待合室には二人客が来ていた。

『外に出ていてください』と言われ待合室の椅子に掛けた。
待っていた患者が呼ばれて入って行った。

この病院は獣医一人でやっている。
事務も看護師もいない。

待っている間、診察が長くて、少しイライラしてきた。
やっと終わって外の受付に医師が現れた。

あれ、いたんですか、と言われた。
『お会計が終っていないですよね』と私。
医師は『帰っていいですよ』

えっ、それならそうと言ってくれないと・・・。
クロは入院なので、お会計はすべてが終ってからという事だった。
だが、外に出てくださいでは意味が通じない。

帰る前にクロに会って行きますと言うと事務室の中のケージに案内された。
直ぐに目についたのが、点滴針の先に管がつながっていない!!
血管が細いですねと言いながら、嫌がるクロにやっと付けた点滴針・・・。
次の客を呼ぶ前に処置していなかったんだ!!

なぜ点滴を付けないんですかと聞いたら、今から付けますと平然と言った。
忘れたんだーーー。
忘れて、そのまま二人も患者を診るのに時間を費やした。

朝の9時前に行って、クロを置いて病院を出たのが11時だった。
針を刺したときから1時間半はたっている、その時点滴をしていたらどうだったのか?

何をしているんだといって始まる話ではない。
その場で点滴をつないでもらった。

点滴を付けたクロを残して帰宅した。
クロちゃん、これで楽になるね・・・。
そう思っていた。

とんでも無かった。
夜の8時頃電話があった。

状態が良くないので来てくれと。
急ぎ甥に電話してくるように依頼、タクシーを呼んで病院に向かった。
帰りはタクシーを呼ぶにも時間がかかるし、万一のことを考えていたのかもしれない。

見るも変わり果てたクロの姿がそこにあった。
瞬時に、事実を受け入れざるを得ない状況・・・。

甥が病院に到着するまでの数十分を待たせてもらい、用意してきたバスタオルに包み帰った。
そして最後を、慣れ親しんだ家で迎えた。

クロの最期の様子を書いた記事です。
この記事ではあからさまな表現は遠慮しましたが、
その時から現在まで不信感は消えていません。
ミスがあったのでは…、たとえ助からなかったとしても。

この先生に対する思いは複雑です。
愛想が無いのは良いとしても説明下手はどうしようもなく、こちらからフォローする始末。
譲渡した方にも、いい病院ですよと紹介したのですが、はたしていい獣医なのかは?です。
機会があったら、里親さんとも話さないといけないかもしれません。
↑ここに書いてある獣医です。ブルー文字の所。

充分長生きしたとしても、簡単に愛猫の死を受け入れられるほど人の心は強くありません。
ましてや予想もしなかった死に向き合った時・・・。

少しでも参考になれば幸いです。
愚かともいえるドクターショッピングを何故してしまったか、
飼い主の立場で、そして獣医師の立場で考えて欲しいと思います。
たくさんの方からいただいたコメント、心に響きました。
ありがとうございました。

現在行っている病院は、今のところ満足しています。
お互いの信頼関係を築くことが、愛猫にとって大切なことと心して付き合っていくつもりです。







昨日書いた通り、クロに対して後悔することに病院を何度も変えたことがある。

東京に引っ越してから、
ご近所への挨拶の折にペットを飼っているお宅に動物病院のことを聞いた。
2軒の家で犬と猫をそれぞれ飼っていたが、どちらも同じ病院にかかっていた。

まぁ、近いし間違いなさそう・・・。

ここで、ワクチンや屋上からの落下、皮膚炎の症状が出た時にお世話になった。
あまり大きな病院ではなかったが、
院長他、4人ほどの医師が交代勤務しており、看護師も数名いた。

最初に行った時から、変わることなくAさんという医師が担当してくれた。
この方は屋上から落ちた時も、「内臓破裂とか心配で…」という私を煽ることなく
内臓が破裂していたらこんな状態ではなく、もっと苦しみますという説明だった。
クロの体を隅々まで見て、唇が切れているので化膿止めの注射をしておきます、
骨折はしていないですね、と言う。
私はレントゲンとかとらないのかなぁ~、と思っていたが、触診だけで判断されたようだ。

そして、大丈夫だと思いますが一日様子を見て、
異常があったらすぐ連絡ください、という事で終了。
結果は・・・、何事もなくすんだ。



皮膚病かなと思ったのは、目の上の毛の薄い部分に赤い小さな発疹が出来た時、
見たことのないものだったので、皮膚がんを疑った。
この時も、何でもないでしょう、数日見て、大きくなったり盛り上がったり、
異常があったら来てくださいで帰された。
結果、異状なし、数日で消えた。

そして、問題の日が来た。
数日食欲もなく、吐くことが多かった。
一日に10グラム程度しか食べない。
いくら少食でも、おかしい・・・。

いつもの病院に行った。
初めての獣医だったが、誰が診ても同じだろうと、その時は単純に思ってしまった。
Aさんはお休みなのかな?
クロの記録はあるわけだし・・・。


新しい獣医は症状を聞いて、調べないと分からないと言う。
血液検査、エコー、そして膵炎検査。
エコーの時は聞いたことのない絶叫というか悲鳴をあげた。


その前の診察でも、怯えて泣き叫ぶ。
結果が悪く入院して治療しないといけないと言われた。

とても臆病な子なので、出来れば通院を希望したが、
輸液だと短時間の効果しかなく、点滴でじっくり薬の効果を持続させた方が良いと説得された。
検査や入院の前に、いくらかかるか見積もりを出すと言う。
出された見積もりは3万円くらいだった。
この時までは、さすがいい病院だと思っていた。
見積もりを出すなんて良心的だな・・・。

でも3万円は正直痛かった。
それまでに1万を超えた事が無かったので。

クロを預けて帰ると、念のためレントゲンを撮りたいと電話があった。
ついては麻酔をかけたいが許可を、と言いわれた。

エコーの時も麻酔をかけないと暴れて駄目だと言ってかけたはず・・・、
一日に2回もかけて大丈夫かと疑ってしまった。
翌日、見舞いに行くと憔悴しきったクロがいた。

食事も排泄もしていない。
入院と言っても別の部屋があるわけでもなく、
スタッフが出入りする事務室のような部屋の一角にゲージを並べただけだった。
入院から丸二日過ぎた日、
「おうちの方がストレスが無く過ごせますからおうちで見てください」と言われた。
ほぼ毎日血液検査をしていたが数値はやや良くなった程度で改善していない。

あんな大騒ぎをして、うちの方がストレスがないだと!!

今日一日預かって、明日退院してくださいと言われたので、翌日そのつもりで出かけた。
その日は半日診療の日。当然午前中に行った。

クロは点滴につながれていた。
あれ、まだ治療中なんだ、だいじょうぶなのかな?これで帰るまでに終わるのだろうか。
医者に確認すると、一日分の薬なので夕方まで外せないと言った。

事前に確認して、明日は午前中だけ開いてますと言ったので、
そのつもりで迎えに来たのにと腹が立った。
獣医は、このまま帰りますかと馬鹿な質問をした。
点滴の管をして帰れるんですかと聞いたら、また、管を抜きに来れば・・・、
あほらしくなって午後まで預けることにして帰った。
結局二度手間をかけて夕方に迎えに行った。

お会計に吃驚。
なんと見積もり3万円が、実質支払いは12万円!!
たった正味3日間だが、足掛け4日間の入院費用の請求だった。

この時の獣医は、以前のA医師ではなく初めて見る顔だった。
診察の仕方は不慣れな様子で、いちいち院長に伺いを立てに奥に行っていた。
そんな事なら、最初から院長が出て来ればいいのに・・・。
クロの悲鳴を聞いた時に、それまでの扱いを見ていたから不慣れなのだろうかと不安になった。


当初、A医師は休みかなと思っていたら、入院室にいたので変だと思った。
ただ、たまたまそうだっただけで、はじめから深く考えたわけではない。
あとから思えば、A医師のペットにも飼い主にも誠実な診療をしていては
お金にならないと見られていたのか、或いは新米医師の練習にされたのかと疑いは深まった。

そのように疑ったのは、院長が、何度か診察室の小窓から見ていたからだ。
血統書付きの猫でもないクロが頻繁に病院に来る。そのことを知っていたのだろう。

あれほど大げさに入院しないと危ないと言っておきながら、
数値が改善していないのに退院を勧めたり、その時間を適切に説明しなかったり、
見積もりを遥かに超える診療代の請求だったり・・・。

あまりの対応の酷さに、この病院への信頼はなくなった。

家に帰ったクロは、少しは楽になったかに見えたが相変わらず食欲は無かったし、
吐くのも止まらなかった。
やはり、不安はぬぐえず、間をおかずに次の病院を捜した。

ネットで調べて、翌日にはその病院に行った。

話が長くなるので次回に続きます。



クロの記録はアナログだった。
このブログを始めてからは記録を書いて置きさえすればいつでも即調べられるので便利です。

クロの時は体重の変化や食事量など克明に大学ノートに綴りましたが、
いざ調べるとなるといつのことだったかはっきりせず手間取りました。

これはグリの去勢手術の術前検査結果です。
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多少異常値がありますが、先生の説明では大丈夫との事なので、一応安心することにします。

仔猫の場合、数値が高く出ることがあったりするので、心配いらないでしょうの範囲のようです。
・・・、でも、クロが思わぬ死に方をしたので、やはり検査結果の異常値は心配ですね。

真面目そうな先生だし、きちんと説明してくれるので
信頼して病院とは付き合っていければと思っています。

そのためには過剰な医療行為にならないように、
正直に経済事情も話し、その上で出来る限りの事を猫たちにしてあげるつもりでいます。


あまり動物病院の批判はしたくないのですが、病院もサービス業の一種で儲けを度外視できません。
それは理解できるのですが、言葉巧みに飼い主の不安を煽り、
不要な検査や治療行為をすることは道義的に許されないのではとも思います。

飼い主も賢くならないと、かわいいペットを過剰な医療行為で苦しめかねない・・・、
こんなことを言っては獣医師に失礼かなんて思わないで、
どんどん質問して納得して付き合うべきだとクロの死を通して学びました。

質問にきちんと答えない、面倒がる病院だったら、その時点でアウトです。
感情的な内容でない限り、きちんと対応できるのがまともな獣医師だと思っています。
そして、どうにか助けたい気持ちを、何故獣医師を目指したかの
原点を忘れないでいただきたいと思っています。

お金儲けも大事ですが、飼い主の気持ちやペットを心から助けたい気持ちがあれば、
手堅い経営でしっかりとしたファンが病院にも集まると思いますよ。

私は飼い主として、そんな病院を作る応援をしたいと思っています。

未だ、クロの件で心の整理がついていないのですが、
いつの日か病院に関してはきちんと書いて置きたいと思っています。




☆検査値の補足ー以下の5点が範囲外だった。
             参考基準値  検査値
        AG比   0.4-1.1    1.3 肝臓の状態
       AST(GOT)  18ー51     13  肝機能、高いと駄目。やや低いので良い?
        ALP    0ー165     327 骨からも産生される為1歳以下の成長期では高値に出る。
        無機リン  2.6-6.0    7.1  腎臓病

 他にも血糖値は高めだった。
赤字はネットで調べた。

        PLT    30ー80    26.1 悪性貧血

検査のストレスで数値があがったりするそうなので、この数値なら問題ないのでしょう。




      

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