第二次大戦後にユダヤ人の国家として建国されたイスラエル。
弾圧された側の人間は、現在パレスチナ人を弾圧し続けている。
中東問題は難しくて、今までは読み飛ばしていた。
古代ローマ帝国、オスマン帝国などの隆盛で
中東地域や南アフリカ北ヨーロッパなどは支配者や民族の入れ替わりが激しかった。

ソ連に支配された東欧や、第二次世界大戦後の朝鮮半島の分断など大国に翻弄された国は多い。
国家の成り立ちを少しでも知ると紛争の原因も多少は理解できる。

しかし、国家間の争いは国を構成する一般人に転嫁される。
尋常な社会にあっては違法な犯罪行為が正当化される戦争‥‥‥
戦争なんてもんじゃなくて侵略されて戦闘行為に巻き込まれたウクライナ。

戦争の悲惨さを反省して出来た国連も欠点があぶり出されている。
それでも、人は希望を失わずに前に進むしかない。
価値観の違いはあっても人の普遍性を尊重した規則は出来るはずだ。

等とつらつら書いてきたが、それにしても痛みを知っているはずのイスラエルの行動は理解しがたい。
これもあれもすべてアメリカのCIAが絡んでいるのだろうか。

アメリカの民主主義に反する国家を転覆させるスパイ工作はCIAの任務だったことは知られている。
   











++++++++++  祖母の記憶  ++++++++++

私はあの頃の祖母の年齢を超えただろうか‥‥‥

テレビが家に来たのは中学生の頃、私が13歳の頃だった。

祖母(母方のおばあちゃん)はプロレスの中継が大好きだった。
特に力道山のファンで体格の良い白人相手の空手チョップに声援を送っていた。

私はこの手の血を流すようなスポーツは苦手だった。
母も「どうしておばあちゃんはあんなのが好きなんだろう、穏やかな人なのに…」と言っていた。



今年は戦後80年と言うことで戦争に関する番組が多かった。
時間帯が遅いのも有りほとんどを録画で見た。

その中に戦後の娯楽としてレスリングの中継もあった。

そこでハッとした。
祖母は息子の仇を打つ姿を力道山に重ねたのではないかと!
骨も帰らず、どこで戦死したかも定かではない。
息子を殺したのは憎いアメリカと言う気持ちが力道山の活躍で少しは晴れたのかもしれない。

あの頃の祖母の気持ちが分かるような気がした。


2020年8月31日父のシベリア抑留の話、戦死した叔父の話など。