予報通りの雪です!!
今年最大の積雪になりそうです 。
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この前は降っても庭に積もりませんでした。
今回はすでに木の枝にも庭にも積もっています。


さすがにこの雪では来ないだろうと思っていたら、なんとブブちゃんが来ました!
駆け足で来ました。
濡れるのが嫌だったのでしょう。
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いつもこの場所で部屋の中の私を見ています。
私がいてもいなくても・・・。
私と目が合えばご飯がもらえます。
それまで、じっと待っているのです。
今日は、すぐわかりました・・・、雪の降りが凄くて外を眺めていましたから。

雪を避けるよりも、今日一日のご飯の為に来る・・・。
ボボちゃんもそうでしたが、野良猫は何時食べられなくなるか・・・、その恐怖があるようです。
生きることに必死なのです。
そんな気がします。


いつもここで食べられる・・・、そう学習すると一回で食べる量が決まってきます。
初めて食べた時は、お替わりをしてまで驚くほどの量を食べて行きました。
どの子もそうでした。



家の中にいるシロやヒメやグリは暖かな所で食べ、満ち足りれば眠り、時に遊び・・・。

同じ猫なのに・・・。
複雑な思いになりますが、安易には家の中に入れられません。

隔離する部屋の問題や、グリたちとの相性もあるし、とにかく頑張ってもらうしかなくて・・・。

顔を見るたび、ご飯だけはあげるから、必ずおいでと言っています。







―――小さな愛おしい子たち―――


寝ている子は可愛い・・・。

本当にそう思います。
起きている時は人一倍要求が多く、甘えてい時、遊ぶ時、
常に大声でアピールします・・・、グリのことです。


クロはたった一人で住宅街をさまよっていました。まだキトンブルーの幼猫でした。
必死に通りかかる人の後を追って
『おかあさん、どこーーー、僕寒いよ、さみしいよーーー』と泣き叫んでいるようでした。

どうしても見捨てることが出来ず、君を抱き上げてしまった。
まずいな、猫どころではないのに・・・。



小さい、育つかな・・・。
それでも仔猫の君は元気に遊び、一所懸命食べて大きくなってくれました。
本当に幸せだった。
何処をとっても愛らしく、あの抱っこした感触は今でも腕に残っています。


ーーーーグリが抱っこ嫌いで残念、クロの代わりにはならないね、でもグリはグリで良いーーーー
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クロ、2012/2/9撮影、1ヶ月と3週間位の年齢の頃。
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ハナニラ クリックすると花言葉などが読めます。
英名 Spring starflower・・・春に咲く星形の花、ぴったりな名です。

クロはこの季節に虹の橋を渡りました。この花も棺に入れました。
そんなことを思いだしながらクロの代わりにグリを抱っこしたら・・・。
足蹴りをして、逃げていきました。

外にいる私に甘えて窓越しにスリスリするのに・・・。
グリの足蹴りは痛かったなぁ~、爪を切らないとね!

爪切り大嫌いーーー、なグリの爪切りは大変です。
でも最近は大げさに構えずに、自然に任せています。

拒否されたら、直ぐに解放する。
1本でも切れればいい、そんな感じです。
今日は嫌がったらチュ~ルを鼻先につけて・・・、を何度か繰り返して前脚全部切れました。

庭の花を見てクロを思いだし、クロの代わりにギュッと抱くと、足蹴り・・・。
グリはやっぱりグリちゃんだ!!
哀しみを覚えるよりもおかしくなってしまうグリの姿です。


ヒメの仔猫たちの写真より。
ヒメの小さい頃もこんなだったろうな・・・。
野良としてどんな仔猫時代を過ごしたのだろう・・・。

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2018/6/9撮影、上のクロと同じくらいの年齢の時。
ヒメの子供たちの一人、初日には上がれなかった階段を2日目には駆け上がっていた。

ヒメはお母さん猫なのに、とても華奢で小柄でした。
こんなに小さくて5年間も外暮らしで出産も何度かして・・・。

獣医の見立てでは5歳くらいとの事だった。
素人判断ですが、ヒメは5歳よりも若いかもしれません。
野良猫は実際より老化が早いです。
飼い猫だったシロは15歳で我が家に来ましたが、
同じく我が家に来た保護猫の福ちゃんは8歳の割には、
シロと同じくらい健康に問題がありました。

それは毎日の生活に現れます。
例えばオシッコの状態とか、口の中の状態とかです。
ヒメのあの華奢な体で度重なる出産と野良生活の5年は考えられません。
現在7歳になるヒメと、8歳当時の福ちゃんとでは明らかに老化の程度が違います。
福ちゃんの方が年が行っているようだったし、ヒメの方は若く見えます。
野良の本当の年齢は分からないのではないかと思います。


可愛い盛りにヒメから子供たちを取り上げてしまった・・・、
そんな罪悪感があってヒメのことは確かな里親さんを探すか、
または生涯面倒を見ようと決めていました。

膀胱炎の発症や布団への放尿などのトラブルがあって里親さん探しは諦め、
我が家の飼い猫になりました。
ヒメの子供を思う姿には感動しました。
目の当たりにすると、ヒメのことをいい加減に思えなくなりました。

仔猫を託した人は信頼できる人たちでした。これだけはヒメに自信をもって報告できました。
大丈夫、お母さんから離れても幸せになるよ。


グリちゃん、ガリガリに痩せていた頃。
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保護したばかりの頃、飢えていた時間を取り戻すかのように食べまくっていたころ・・・、
私と離れるのが恐怖だった?
分離不安で昼も夜も、私から片時も離れないように付いて回った頃。

私も寝られないくらいひどく鳴いて困らせた。
大丈夫、大丈夫、時間が来れば落ち着く・・・。

自分に言い聞かせないと、私がつぶれそうでした。

赤ちゃん付きのヒメの世話より、慣れなくて威嚇しまくりのシロより、
小さすぎて不安だけだったクロより、一番大変だったグリちゃん。

今でも私の所にたどり着いた経緯を想像する。
飼い猫だった確かな証・・・。
人になれている、爪切りがしてあった・・・。

捨てられたんじゃないといいな・・・。
動物は飼い主が大好きだから、捨てられたなんて知ったら心が傷つく。
脱走して帰れなくなっていたら飼い主さんは懸命に探しているかも・・・。

聞いても答えてくれないグリ・・・。
ここにたどり着いたことが運命だったんだ。
大切に生涯可愛がってあげよう。
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安心しきって寝ている仔猫を見ているだけで幸せな気持になります。
起きている時はガキ大将の暴れん坊だったけれど(*´▽`*)


ヒメにも、シロにも、グリにも、そしてクロにも、
言葉が話せるなら聞きたいことがたくさんあります。
『ここに来て幸せ? おばちゃんで良かった?』



お風呂から上がったら、ヒメは隣の部屋のキャットタワーで、
グリは階段のハンモックで寝て待っていました。
いつもの風景です・・・。
飼い主の気配を感じられる場所、それが安心できる最高の場所なんんですね、きっと。