今を生きる~猫と共に

感謝を込めて、このブログを亡きクロに捧げます

2019年08月

夏日に戻った東京地方です。
シロとヒメは2階の方が好きなのか、
朝のうちこそ1階で外を眺めたりしていますが、
朝ご飯が済むとそれぞれの場所に籠って寝ています。

グリだけは、しばらく元気に遊びまわり(もちろん私が相手)、おやつを食べてからお昼寝です。

10時頃になると室温も30℃近くなるので冷房を入れて・・・、
階下は風が通るので様子を見ます。

エアコンをつけなくても良さそうかな、と思いながら目をやるとグリが寝ています。

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私の気配で起きてしまいました。
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 甘えています・・・。

お日様が当たって暑くないの?
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おばちゃん、遊ぼうかーーー。

何時でも元気です!!








週間予報では晴天続きだったはずなのに・・・。
このところ変な陽気で、予定変更を余儀なくされています。

毎日が日曜状態で多少変更になった所で大したことはないのですが、
それでもお天気頼みの家事は滞り、
大物の洗濯物が片付かず何となく気分がすっきりしません。


今日も雨かぁ~、と恨めしく雨戸をあけて・・・、
これだけ降るとボボは来ないなとは思っても気になって外を確認してしまう自分がいます。
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案の定ボボは来ていません。

朝から賑やかなグリの相手とシロ、ヒメのご飯を出してから、自分の食事の用意をし、
新聞を取りにドアを開けると、何とボボが来ています!!


うわぁ~、この雨の中を来たの?
それともドアの前で待っていたの?
ドアの前にいると居室からは見えません。
リビングの窓を開ければ見えますが、ほとんどこの窓は開けないので・・・。
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リビング窓から撮影。
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屋根がある部分は濡れていませんが、それでもこの濡れ方です。
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今日は出した分量で足りたようで、毛繕いを始めました。
お皿の中に数粒残っています。

足りないかな・・・、追加を出そうかなと思いながら見ていましたが、
しばらくすると軒下を伝いながらな家の裏手へと去って行きました。
まだ雨は降っていました。

そんな様子を私の後追い虫のグリは見ています・・・。
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グリちゃん、あのまま野良だったら無事生き延びたとしても、
ボボのように雨の中を頑張って食べに来なけれがいけないんだよ・・・。

猫に人間と同じ感情はないかもしれません。
雨の中、辛いとか厳しいとか・・・。
ただ生きるために食べに来るだけかもしれません。

すべての猫を家に入れられない事実があり、複雑な思いになる瞬間です。
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少しだけ寝坊した朝は時間がいつもより早く過ぎて・・・。
ゆっくり新聞を読んでいる傍でうたた寝を始めるグリ。
せめて、保護できた猫だけでも幸せにしよう・・・。







少しずつ成長しているグリちゃんですが、まだまだ私の後を追ってきます。
パソコンをする私の後ろにぴたっとくっ付いて・・・、暑いよーーーー。

グリも同じだったらしくベットに移動していました。

暫くは私の様子をじっと見ていましたが・・・。
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ねむい・・・。
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う~ん、良く寝た。伸びーーー


結構長いけど、しっぽが短い分、クロには負けるね(*´▽`*)
在りし日のクロちゃん、ほぼグリと同じ月齢の頃。
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2012/5/24撮影

クロとの比較で思いだした。
グリはとても活発で、ヒメとの遊びでは物足りなく、わたしにも遊びをせがむ。
疲れを知らない活動量に私はタジタジなのだが・・・。
ふと、クロはこんなに遊ばなかったという思いが湧いた。

考えてみると、家探しで奔走していてクロと遊んだ記憶がない。
きっと、家にいればクロとも遊んだのではないかと思い至り、
クロに可愛そうなことをしたと再びの後悔に落ちた。
仔猫とは本来遊びが仕事なのだろう。
その大切な時間を共に過ごしてあげなかったことを今頃気づかされるとは・・・。


大島弓子氏は著書「グーグーだって猫である」の中で、こう語っている。
2番目に来る猫は幸せである、何故なら後悔の中で来る猫は、
飼い主の経験から学んだことでより良く新しい猫に向き合える・・・、
記憶があいまいで正確ではないが、この言葉に共感できる。


クロにしてやれなかったことや、ヒメ、シロから学んだことをグリには与えてあげたいと思う。







やっと涼しくなったと思ったら、また暑さがぶり返しています。

Mさん、お元気でしょうか?
色々な経緯があって、シロちゃんにはかわいそうな思いをさせましたが、
今は我が家で落ち着いていますよ。

シロが来てたった1週間ほどしか過ぎていなかった頃、
もう私のことは忘れてしまったのではないかと仰ったMさん、猫だって感情はあります。
その証拠に、私には威嚇していたシロがMさんの声に反応して可愛い声で応えたではないですか!!


Mさんがいらっしゃってから、めきめきと私になじんできたシロちゃんです。
懐かしい飼い主さんと話している私を信じてくれるようになったと
、あの時の変化を私は一生忘れないでしょう。 


シロの為には新しい猫を迎えない方が良かったのかもしれません。
そんな思いになるグリの若さをシロと私は少しだけ持て余しています。

でもヒメは、ちょうどその中間に位置し
、シロをいたわる感情もグリの相手をする体力もあるようです。

そんなヒメに守られるようにして出窓で寛いでいたシロちゃんです。
ヒメとシロちゃんの関係も最初は大変でした。
シロのエイズをうつさないためには、最低限喧嘩をしないことが重要でしたから、
これなら大丈夫と見極めるのに2ヶ月かかりました。

グリは・・・、わたしの根負けです。
行動を制限されることに猛抗議です。

自由にはリスクがありますが、隔離のストレスと天秤にかける毎日です。
でも、何かあったとしても不自由よりは幸せなのではないかと考えました。

保護されなければ、グリの命は数日で消えていたかもしれません。
たった数ヶ月齢の仔猫が生き延びる可能性は低いでしょう。
餌をとる術も、身をひそめる術も持たないのですから・・・。

現に保護してからの1週間は食べ過ぎと環境の変化から来る消化系の不調に悩まされました。

生きている間は存分に生を謳歌すればよいとも言えて・・・。
抑圧された短い生よりもましだよね・・・。
迷いながら、答えを見つけるしかありません。

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この時グリは、出窓の下の床でゴロゴロしていました。
本当はシロおじちゃんと遊びたいだけなのに・・・。
近寄るとシャーって・・・。

グリは勢い余ってヒメに噛みつくのです。
上手く甘噛みが出来なくて・・・、ヒメに教えてもらえるとよいのですが。

私には段々手加減を覚えています。

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日が暮れるのが早くなって外は薄暮です。
シロがいるのでカーテンを開けていました。
カーテンを閉めると出窓から降りてしまうので・・・。

でも、そろそろ夕飯の時間だよ。

そう言えばロイヤルカナンPHコントロール・ゼロの内容が変わり、
粒が大きくなってシロには不評です。
代わりにヒメは、口にあったようでシロの分を食べてしまうので、
どちらが食べても良いようにフードの与え方を変えました。

急ぎ、旧PHコントロール・ゼロを捜して追加注文しました。
同じような方がいるせいだと思いますが、値段が高くなっていて驚きです。
シロの食べられるもので、且つ体調に合うものを確保しておく必要を感じています。

新商品も全く食べないわけではなく、お腹がすけば口にしますが、
シロから食べる楽しみを奪っては・・・、と思っています。






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(注)赤字、アンダーバーの部分はクリックすると別のページにとんで詳細が読めます。



趣味の範疇を出ないへぼ短歌を時々作っています。

そのせいかどうかわかりませんが、時々、作者や背景を忘れてしまっても
何故か記憶に強烈に残る作品に出会うことがあります。

今朝の東京新聞の「本音のコラム」に寄稿の鎌田慧氏の文章の中の一文にそれを見つけました。
叫びたし寒満月の割れるほど と言う俳句。

西武雄死刑囚の詠んだものです。
この俳句は印象に残っていましたが、
どなたが詠んだものか、またどんな事情があったか等はすっかり忘れていました。

西武雄氏のことを知りたいと思いネット検索をしましたが驚くほどの少なさです。
たったの93件しかヒットしません。

罪を認めずに無罪を主張し続け28年後に刑を執行された西武雄氏
詳細は下記のURLにて興味のある方はご確認ください。

この事件は冤罪の可能性が極めて高いようですが、
政治的判断により犠牲にされたのではないかと言う意見も見られます。



昨今の取り調べは可視化され昔より冤罪は防げる様になったとは言え、
まだまだ取り調べで不利益を被ったり、
警察に連行されたことで罪を犯したごとく思われがちです。

昔の警察の取り調べは拷問に近く、自供がすべてでしたから冤罪はかなりあったと思われます。
最後まで罪を認めなかったために改悛の情が無いと判断されて命を奪われた者。
かたや同じ事件で死刑を宣告された共犯とされる者は、
罪を認めて無期懲役となり仮釈放までされています。

よくドラマなどで、「罪を認めれば刑を軽くしてやる」などのセリフを聞くことがありますが、
していないこと認めることはできないと筋を通した者が死刑だなんて・・・。

していないことの証明など不可能に近い。
絶対していない証拠を用意することなんて、よほど準備しないとできないことだ。
 
この西氏の無罪を信じて全国行脚迄した古川泰龍さんと言う方がいる。
教誨師で面接を続けるうちに無罪を確信したという。

無罪を信じ全国に行脚の旅に出たが80歳で亡くなり、
今は息子さん(古川龍樹さん)がその遺志を継いで再審請求などの活動を続けているという。

本人や遺族が亡くなっても再審請求ができるよう法改正を目的に今でも頑張っているそうです。


先にあげた俳句は冤罪事件を調べていて知ったのだろうか。
何とも哀しく、どうしようもない思いで目にした記憶がよみがえりました。

冤罪で人生を奪われた人たちがいる一方で、
可も無し不可も無しの平凡な日々が如何に恵まれたものか、
もっと大切に時間を過ごさないといけないとしみじみと思いました。

新聞を読んだりブログを読んだりすることは、
時に忘れている大切なことを思いださせてくれると感じた朝でした。


※補足
2019/8/27の東京新聞、朝刊を読んで。
下書きしたものを推敲して書きました。









グリが階段の踊り場から落ちたのが8月6日、その後シーツで転落防止用のネットを設置した。
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これは好評でグリはハンモックとして認識したようだった。
体がスッポリと収まって居心地抜群!!

手すりから落ちた恐怖はどこ吹く風で、
端の方に身を乗り出しては下を眺めたり、裏の所をチョイチョイしたり危なっかしい。

心配性な私は、セーフティガードの徹底を図るべく、
園芸用のネットを買ってきて2重に安全策を講じた。

ネットを止めるための紐は三つ編みにして頑丈に・・・。
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必要な工具や備品を用意し・・・
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ハンモックの端に通す角材をつなげて・・・
僕、お手伝いします。

いいえ、結構です!!
お気持ちだけはありがたく(^_^;)

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しっかりして最高だね!・・・
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このスッポリ感がたまらないよ~♪
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ハンモックの下に2重のセーフティネット、獣被害防止ネットなので見た目は繊細だが頑丈。
値段はたったの170円ほど、手間はかかったけどこれで安心!!

無茶をして落ちないでね・・・。







猫ちゃんに責任があるわけじゃないけれど、
夏は汗をかいた肌に抜け毛が貼りつくようで不快だ。

それでもブラッシング好きなシロには惜しみなく
ナデナデを含めてせっせとブラッシングしている。

取れた毛が空中に舞うのが嫌だったので、手袋型の抜け毛キャッチャーを購入した。
商品は丁寧な作りだったが、やや大きくて猫の体にフィットしない。
仕方なく指先を主に使ってグルーミングする。

よくテレビなどで宣伝しているようにごっそりは取れない。
あれは大型犬には形状、作りは適しているかもしれないが
猫にはさほどあっているとは思わない。

シロ自身は嫌がらずに気持ちよさそうだったのが救いだったが。

3回使って、この状態の抜け毛。
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もう少し手のひらの部分を小さくして、
なおかつシリコンのような柔らかい素材だといいと思う。
手のひらを丸めて猫の体に沿わせよとすると、窪んでしまい体に合わない。
結局、そのまま手袋をした状態で平らに体に当てるしかできない。

サイズも一律ではなく、猫に対応できるようにLMSサイズを作ってはどうかと思う。
また突起もL.Mくらいあってもいいと思う。
毛の短い猫には肌に当たって嫌がる子もいるのではないだろうか。

自分なりに考えて作れるものではないだけにメーカーに一考をお願いしたい。

考えた末に、100均で買った指先の無い滑り止め付き手袋はどうかと思いついた。
結果は後日のお楽しみに・・・。







丁度、お昼頃ボボが来ていた。
珍しいね、こんな時間に?
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汲み置きの水は生暖かくなっているだろうと思い、
新しい水に入れ替えてからフードを急いで出した。
しっかり食べて行った。


実は、グリが外を見ていたのでボボに気が付いた。
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グリはひょろっとしているね。
食べているし、元気だし、よく遊ぶし・・・。
でももう少し太って欲しい。




それから2時間後、空は真っ暗、西の方の空は稲妻が走っている。
まもなく土砂降りの雨が・・・。

やはり、動物の勘で雨が来るのが分かるのだろうか?
早めに食べておかないと・・・、と思ってきたのだろうか。



今、午後4時、雨は上がって蝉がうるさく鳴いている。

いつも通り来ても大丈夫だったような気もするが・・・。
やはり、分からないことがいろいろとあるなぁ~。


※追記
ボボは夕方にも来ました。
朝昼晩と人間並みに1日、3回の食事でした。
8/27記す



やっと、シロとヒメは大好きな場所に戻れました。

今まではほぼ2階に隔離状態、その間にグリが好きなように使っていました。
ヒメちゃんが好きだった猫鍋は・・・。

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グリの匂いがしっかり付いています・・・。

なんと不思議なことに、こんどはシロが入っています。
シロにはきつめなので居心地は良くないはずなのに・・・。
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ヒメちゃんは仕方なさそうに座布団の上です。

その後移動して、サークル型の猫ベットに入っていましたが、そこは本来シロのお気に入り。
不思議ですね。シロは絶対そのサークルベットから動かなかったのに、
グリの匂いがついている猫鍋に入るなんて、
まるで自分の居場所をグリに対してアピールしているようです。


グリは、まだまだ体が小さいので大人しく引き下がって、
ソファの上やダイニングの椅子の上、私のベットの上で寝ていました。

そのうちに、お互いにくっつきあって寝てくれるといいね。

グリの噛み癖と対極にあるような甘えぶりは、
やはり分離不安が原因であり且つ人に飼われていたという印象が濃厚です。

シロは元飼い主さんが、高齢のため構ってあげなかったようだし、
外にも出ていたようなので自由な行動が好きで人間にべったりではありません。
一度だけベットに乗って来て傍で寝た時は驚きましたが、
私の寝返りに驚いて逃げてしまいました。

同じような行動をとっても個体差によるものや成育歴などで現れ方はまちまちだなと思います。

今もグリはパソコンを打つ私の後ろにぴったりと体をつけて寝ています。
クロ以来の体験に、やはりグリは密接に人間と関わって育ってきたのだなと感じています。

私の姿が見えなくなると鳴き続ける。
私の後追いをする。
じゃれているつもりなのか噛みつく。
等々の欠点が少しずつ解消しています。
体調も良くなりました。

相変わらず、仔猫らしいころっとした体形にほど遠く痩せっぽちですが、
体重は順調に増えているしなにより元気です。


グリの飼い主が現れない以上、家で飼うことがこの子の為にはベターかなと思います。
私の年齢を考えると最適な人への譲渡が望ましいのですが、
もし飼い主がいたら・・・、場合によっては返さなくてはなりません。

トライアルや環境の変化を繰り返すよりは、
このまま我が家に置いて、かわいがってあげたほうがベターと判断しました。


最終的にはこの子のベストを考えるつもりです。
それが、この1か月間グリを見てきて得た結論です。 






もともと社交的で世話焼きな性格のヒメは早い段階からグリに興味を示した。

最初のうちこそ、グリと接近するとシャーとやっていたが、
今日はこの近さでお互いに寛いでいた。

初めにグリが出窓の猫鍋に入っていた。
其処へヒメが行って・・・。
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親愛の証である鼻キスをする。グリちゃん、まんざらではない様子・・・。
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やがて、ヒメは毛繕いを初めて・・・、グリちゃん、その様子をじっと見ている。
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ほぼシンクロ、二人で何を見ているのかな?

遊びが過ぎて、ぎゃあああー――――と言う時もありますが、
二人とも爪が伸びているからね・・・。
グリちゃんの爪切りは、何とか切らせていただけるように頑張るしかないですね(~_~;) 


今朝も二人で運動会。
シロちゃんは仕方なく参加しているお爺ちゃんと言うところ。

私にブラッシングをせがんで、3人のバランスがとれている感じです。

いろいろな子の相性を見てきましたが、案ずるよりはですね。
決定的に駄目な場合もありますが、どうにかなるという印象です。


※追記
ヒメはきっと猫界のマドンナでしょうね。
どんな猫に対しても優しくて我慢強く仲良くしようと試みます。
野性の性質が残っていてマウンティングする福ちゃんに対しても優しかった。

シロちゃんにも、隔離されている期間中、
何故鳴いているの?と問い掛けるようにドアのこちら側で鳴いていました。

グリの声はまだ仔猫のものだったので、
ことさら関心があったようでしきりに様子を見ていました。

どの子に対しても自らコンタクトを取る姿勢は人間の私が学ばなければと思うほどでした。
きっと、猫の世界では人気のある才媛美猫だった思われます。

私には触らせてくれないけれど、
猫たちをかわいがってくれてありがとう、ヒメちゃん!!







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