虹の橋とか、うちの子記念日とか
誰が言い始めたかはっきりしないが好きな言葉だ
ペットショップや飼い猫から生まれれば誕生日は明確だが
哀しいかな、野良猫の場合は不明なことが多い
そこで、はっきりしない誕生日を祝うより
家族の一員として迎え入れた日を記念して、誰いうともなく「うちの子記念日」


生涯、人間との暮らしを手に入れられなかった子も
経緯はどうであれ大切に愛された子たちも
必ず最後には虹の橋を渡る

野良猫たちを世話する活動をしている人たち
愛する家族を亡くした人達
どれほどの人がこの詩に救われただろう

猫飼いたちは、何度も涙を流しながら
新しい命の存在に救われる

シロさん、我が家に来て3年目のスタートを切る。
たった1週間の間の目まぐるしい変化
歳をとってからの引越しは辛かっただろうな・・・
大きな網に追いかけられ、捕まって鳴いても叫んでもご主人は助けてくれない

「すみません、この子をお願いします」
どういうことなの?

見知らぬところは、猫達が大勢いて怖かった
怖い人間たちもいた
そんな大声で怖いよ・・・
おばあちゃんは何故ここにいないの?

朝が来ても
夜が来ても
次の朝が来ても・・・
何度繰り返してもおばあちゃんはいない

此処は何処?
僕は捨てられたの?

怖い、怖い・・・
落ち着かなきゃ

シロさんがシェルターに収容された1週間後
その様子を見て即座に自宅での世話を申し出た。
ストレスからくる過剰グルーミングで
背中の半分ほどの毛が薄くなっていた
うちに来たばかりの頃は威嚇しっぱなしだった。
数日後に元飼い主のMさんが来てからは、うって変わってお腹を見せるまでに懐いた

病院に連れて行こうとしたときに、捕獲時の恐怖がよみがえったか再び私を怖がるように…
それでも、どうにか頭を撫でられるように信頼が回復する
今では、私が部屋(解放しているので、正確にはシロさんの領域)に入ると
足元に擦り寄って来て撫でろと言う
来た時よりも食も細くなったが、以前が大食漢だったからね^^
心持ち痩せたけど、まだまだベットにも飛び乗るし足腰はしっかりしている


あれから、今日で丸2年が過ぎた
よく頑張ったね^^

今日は推定17歳の日
心からおめでとうを言おう
シロさん、おめでとう!!


追記
シロが保護された経緯は問題をはらんでいました。
保護活動をするうえで注意すべきことで、参考になると思うので次項に詳細を記します。
「まさか生きているとは思わなかった!!」
シロさんを保護しシェルターに運んだ人の一言です
その認識があったのに何故・・・